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さっき見た夢の話

さっき変な夢を見たので、その夢の話です。

既報通り、今年中に落語協会会長が師匠の鈴々舎馬風から柳家小三治師匠に代わります。

そして楽屋でまことしやかにささやかれているのが
「前座5年説」です。
ぼくは年に10日くらいしか寄席に出演しないのでよくは知りませんが、
あまりにも前座の質が低下しているために、
次期会長はじめ理事たちが、現在3年の前座期間を5年に伸ばすと早々に宣言しているそうです。

そして先日の理事会で「30歳以上の入門は許可しない」との決定が出されましたが、
どうやらこれが宣戦布告らしいのです。

これは恐ろしいですよ。今でさえ、前座になるまで見習いが最低半年あるわけです。
これは入門からではなく、落語協会に履歴書が提出されて、○○門下見習い××と承認された時点から
のカウントです。
ということは、入門をお願いする期間も入れると、二ツ目になるまで都合6年かかるということです。
22歳で入門しても28歳になってしまうんです。
入門時ゼロ歳の子供がいたら、二ツ目になるころには小学校に入学しているわけです。
恐ろしい。

実は見習い最低半年というのも最近できた制度で、
以前は師匠の判断でばらばらに入れていたわけです。

それでも最近質の低下が目に余るというので、最低半年が義務付けられました。

そこからまだひどいから前座期間を延ばすということは、
見習い期間を延ばしても効果が見込まれなったということではないでしょうか。

原因は師匠方一人一人のスタンスの違いにあります。
「うちでみっちり仕込んでから寄席に出す」タイプの師匠と
「とっとと前座になって楽屋で覚えろ」タイプの師匠がいます。
ぼくの師匠は後者のタイプでした。もちろんぼくは楽屋で一生懸命仕事を覚える努力をしましたよ。ある程度。
でもこんなに問題になるというのは、後者のタイプのお弟子さんで、
楽屋であまり仕事を覚えようとしないで楽を覚えちゃう前座さんが増えてきたのではないかと想像しています。

だったら、前座期間を延ばしてもあまり意味がないように思われます。
もともとそういう前座さんの師匠は「うちでみっちり仕込む」タイプではないからです。

ではどうすればいいか。

ぼくは強制収容所のようなところを作ればいいと思います。

もうそこは朝から晩まで着物をたたまされ、太鼓の稽古をさせられ、
ちょっとしたことで怒号が飛び交い、食事は貧しく、風呂は週2回しか入れない。
夜は毎日落語全集を50ページ暗記しないと寝かせてもらえない。
そこには虎の仮面を被って竹刀を握り締めた馬るこが、生けにえを今か今かと待ち構えている。

そのような施設を作り、ちょっとでも態度が悪いと

「おまえ強制収容所送りな」

「師匠、それだけは勘弁してください」

「だめだ、もう決まったことだ」

「師匠ーーーーー!」

というやりとりをすればいいと思います。

強制収容所から帰ってきた前座は、いつも笑顔ではきはきして、
「わたくしの今日があるのは、すべて師匠のおかげです!!」
と、模範的な前座さんになること請け合いです。

いかがですか?
強制収容所初代教官には私がなりますよ。
月給は応相談ということで。

イメージとしては初代タイガーマスク・佐山聡のシューティング合宿。
(心臓の弱い人は絶対に動画を検索しないでください)

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鈴々舎馬るこ」カテゴリの記事

コメント

馬るこさんが教官になったら、すっごい楽しい前座さんがいっぱいになりそうですね。
でも、前座修行五年は長い気がします。
仕草のきれいな方が少ないのでお茶などを習ったらよいのかなあ、とも思います。

わたしは寄席によく行きますが、
見ている側を不快にさせつづける前座さんもいます。すばらしい前座さんもいますが。
一度、鈴本で途中で何度か団体さんが入って来たとき、めくりの前で「ちぇっ!」と繰り返し言っているのをきいたこともありますし、太鼓を叩いている後輩前座さんを何度も小突いている前座もいました。
わたしの座っている席から丸見えでしたので、中入のときに支配人に話して暴力行為を止めてくれるように頼みました。本当に殴ったり蹴ったりしてるんです。でも殴られている前座さんは太鼓を叩きつづけていました。こちらまでつらい気持ちになりました。
客席から見える風景はこんな感じです。

投稿: ぺんぎん猫 | 2010年7月29日 (木) 17時56分

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